APR.22
LIFESTYLE / ロエベの大型展覧会「ロエベ クラフテッド・ワールド」へ。感性を刺激された一日と、モノトーンで楽しむ大人のアート散歩
前から気になっていたロエベの大型展覧会「CRAFTED WORLD(クラフテッド・ワールド)」を見に行ってきました。場所は表参道のイベントスペース「BA-TSU ART GALLERY」。
“クラフツマンシップ”をテーマにしたこの展覧会は、ロエベのものづくりに対する姿勢を空間全体で感じられる、まさに“アートで巡る旅”のような構成になっていました。
時を超えて受け継がれる、手仕事の記録
クラシックな引き出しの中にずらりと並ぶ、活字や刻印。
展示されていたのは、初期ロエベで実際に使われていた道具や型押しのパーツ、裁縫具などの貴重な資料たち。引き出しをのぞき込むたびに、「これ全部手作業だったんだ」と圧倒されます。隣には、レザーを切るためのカッターや、型を整えるための木製の道具なども。
どれも年季が入っていて、当時の職人さんたちの息遣いがそのまま残っているようなリアリティがありました。さらに、壁には昔のアトリエの写真や、ロエベの広告に登場していた女優のポートレートなども。
スペイン・マドリードでスタートしたロエベのルーツを感じる、静かで温かみのある空間でした。
海の生き物から、森の動物たちまで
歴史ゾーンを抜けると、一転して幻想的な“海の世界”へ。レザーで作られたタツノオトシゴやお魚のバッグたちが、ブルーの照明に浮かび上がるように展示されていて、まるで水族館のような空間に。
その後の“森のエリア”では、木の幹から顔を出すフクロウや、木の実のようなバッグなど、まるで絵本の中に入り込んだような世界観が広がっていて、つい足を止めてしまいました。ファッションというよりも“物語を纏う”ような感覚で楽しめる展示は、他ではなかなか出会えないと思います
素材へのこだわりと職人技の世界
後半は、実際に使われているレザー素材の展示や、染色・仕上げ前の革に直接触れられるコーナーも。
パステルカラーや深みのあるブラウン、鮮やかなレッドまで…色の美しさにうっとり。
展示台の一角には、なんと“手を入れて質感を体感できる革”もあって、ロエベが大切にしている「手の感覚」がリアルに伝わってきました。そして最後には、ロエベの職人魂を感じる「ハウルの動く城」をモチーフにした巨大なレザーオブジェが登場!
思わず「これ、バッグでできてるの!?」と口に出してしまうようなスケールとユーモアに溢れていて、
会場全体が笑顔に包まれていたのが印象的でした。
展示をたっぷり歩く予定だったので、動きやすさを意識しながらも、どこか「アートを見る日」らしい感度は持っていたくて選んだのがこちらのコーデ。立体感のあるジャカード素材が華やかな白ブラウスに、
すっきりとした印象のブラックレギンスパンツを合わせたモノトーンスタイル。
足元はヒールのあるサンダルで、きちんと感も忘れずに。シンプルな配色ながらも、素材やシルエットでメリハリをつけることで、“アート散歩”にぴったりな、大人のカジュアルスタイルに仕上げました。
フラワーカットジャガードペプラムブラウス ¥ 38,500
ストレッチレギンスパンツ ¥ 9,900
身長 164cm / 36 size着用
ロエベのクラフテッド・ワールド展は、「ファッションって、感性と遊び心が共存できるんだな」と改めて感じられるような展示でした。素材の面白さ、職人技、ユーモア、そして想像力…。何かを生み出すことって、やっぱり楽しいなと思わせてくれる、そんな時間でした。5月11日(日)まで開催しているようですので、ぜひ足を運んでみてくださいね。もしかすると新しいアイデアに出会えるかもしれません!
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