DEC.07
SHORT TRIP in HAYAMA|大人の旅先、葉山を日帰りショートトリップ! 映えるニュートラルコーデで女子旅を彩りましょう
SHORT TRIP in
HAYAMA
海とアートを感じる
大人女子の葉山ショートトリップ
旅行はしたいけれど長い休暇は取れない…、そんな大人女子の皆様に今回ご提案するのは、忙しい毎日からそっとエスケープできるショートトリップ。都心から約1時間で気軽に出掛けられる葉山は、御用邸があり別荘も多く、リゾート感溢れる特別な場所。日帰りでもたっぷりと自然を感じアートにも触れられる葉山散策で、リフレッシュできる休日を過ごしてみませんか。
葉山への最寄り駅は都心から約1時間で着く逗子駅。そこからバスに乗り、葉山ショートトリップのスタートです。まずバスで降り立ったのは、真名瀬海岸沿いにある真名瀬バス停。ベンチに座って窓から水平線を眺められ、漁港もあるレトロな雰囲気と相まって葉山の撮影スポットとして大人気。夏は海水浴客で賑わう葉山もシーズンオフは長閑でしっとり、つい長居したくなってしまう魅力があります。
トリップには写真映えを意識してニュートラルな淡いカラー、そして動きやすいファッションをセレクトしたいもの。存在感のあるビジュー風のアクセサリーや、エッジの効いた黒やシルバーの小物で引き締め、少し遊びをプラスしたカジュアル過ぎないコーディネートがはまります。
THE MUSEUM OF
MODERN ART, HAYAMA
バス停から海岸線を散策しながら歩くこと15分、見えて来るのは山と海を繋ぐように建つ神奈川県立近代美術館 葉山。訪れた人が光や影、風を感じられる白とガラスを基調にした建築です。この日はフィンランドのデザイナー、カイ・フランク展が開催中。北欧雑貨やインテリアが好きな方なら馴染みのあるプロダクトや、精巧なガラス作品など約300点を堪能できます。また神奈川県立近代美術館 葉山には約14000件の所蔵作品があり、その中から構成されたコレクション展「音をみる、色をきく 美術が奏でる音楽」も同時開催。岸田劉生の洋画やマティスの版画、ピカソや北大路魯山人の陶器等の名高い作品も所蔵し、国内外の作家たちの感度の高い企画展をキュレーションする葉山館は、近代アートを学ぶには格好の場所です。
緑溢れる広い敷地にも至る所に彫刻やオブジェなどの作品が。イサム・ノグチの「こけし」と一緒に記念撮影し、ミュージアムショップをのぞいたり中庭で海を眺めたり、時間が経つのを忘れてしまうくらい見所いっぱい。アートを体感し、観る人にもインスピレーションを与えてくれる珠玉の空間を満喫できます。
ENGAWA CAFE
アートをたっぷり感じた後は、美術館からほど近いエンガワ・カフェのティー・タイムへ。元々、葉山の御用邸に滞在する天皇陛下の侍医だった方の邸宅を古民家カフェとして営業されているこちらは、旧き良き落ち着く雰囲気。繊細な羽目ガラスの窓や扉がお手入れされながら当時のままに大切に使われており、歴史ある建物を遺す素晴らしさに気づかされる葉山の宝物のようなカフェです。
お庭に面した縁側の特等席でいただくのは、素材にこだわったスイーツ「豆乳と味噌のプリン ラ・フランスのコンポート キャラメルソース」と「抹茶とそば粉、紫イモのクッキー」。梅とスパイスの香りが爽やかな手作りコーディアルシロップのソーダ割りと共に至福の昼下がりが過ごせます。
ISSIKI BEACH
せっかく葉山に来たのだから、「世界の厳選ビーチ100」に選ばれたこともある一色海岸にも寄り道してから帰りましょう。光が低い季節の海はその煌めきも夏とは違い、静かでプライベートビーチのような佇まい。童心に返って貝殻を集めるのも楽しい時間です。水平線の向こうに富士山を探し、波音に耳を澄ませてチルアウト。「次はいつ来ようかな?」と名残惜しいひとときを。
SOUVENIR
葉山には買って帰りたい美味しいスイーツも沢山。今回セレクトしたのは、地元で愛されるフランス洋菓子店「サンルイ島」。キャラメリゼされたナッツがアクセントのプレオールは、小麦とバターの香りにサクッとしたパイの食感がたまらない逸品。洋酒の風味が贅沢なレーズンサンドは、ホロホロとしたクッキーが口の中で優しくほどけ、まさに口福。どちらも本格的な洋菓子店の風格を感じる焼き菓子です。
もうひとつは、葉山といったらやはり「マーロウ」のプリン。正統派の固めのプレーンなプリンは格別ですが、季節や地域限定のフレーバーもお薦めです。食べ終わった後のビーカーも葉山トリップの思い出に。